<コラム>高校生が5月に行うべきこと | クラズユニック

Close

コラムCOLUMN

<コラム>高校生が5月に行うべきこと

【麻生本校高校部担任 太田 規文】

ゴールデンウィークが終わりました。現役生にとって5月からは高体連、高文連など始まり、どの学年も忙しい時期になります。特に前期は高体連・高文連に加えて定期試験・学校祭と学校行事が続くため3年生は受験勉強以外に多くの時間を取られます。もちろん1・2年生も同様です。この時期は目の前のやること(学校行事)を優先してしまって一気に学習時間が減っていき、気がついたら夏休みという結果になってしまいます。

 

そこで、早めに準備していくことが重要となってきます。「でも何から始めていいのか分からない…」そういった方も多いでしょう。この5月にやるべきことは、まずは「受験勉強のロードマップ」を作成することです。志望校に向けて、どのような教科配分が必要で(ここが重要)、何をいつの時期までに終わらせるべきかなどなど。相手(志望校の傾斜配分や教科難易度、受験型など)を知らずに、あれもこれもやらないと、と考えているとたちまちに時間は過ぎていきますし、莫大な範囲を目の前にすると体がすくむものです。「どの教科のどの範囲をいつまでに終わらせておく」など具体的な指針が決まれば、おのずと勉強時間が減ったとしても、必要最低限の確保を行うことができます。

 

昨年の生徒の例を出しましょう。きちんと予定の作成と習慣をつけていた野球部のとある生徒は、大会時期はほぼ来校できなかったにもかかわらず、予定の作成と勉強の習慣化を身につけたことで2月のセンター早期(マーク)では得点率59%でしたが9月で66%、11月で72%と順調に得点を重ね、同時に夏休み以降に2次の勉強も進めることが出来、見事に東北大学に現役合格しています。

 

受験は早期からの受験戦略が決め手です。高校3年生は尚更、綿密な計画の基で受験に備えましょう。

 

コラム一覧へ >